Column
ラグジュアリーな空間を演出するには、高級な家具を購入したり、天井を高くしたりといったことをイメージすると思います。
しかし、高級な家具を購入するのは現実的に難しく、家を建てる時の予算がオーバーしてしまうことも考えられます。
そこで今回は、簡単にラグジュアリーな空間を演出する間取りやインテリア、配色を紹介します。
ラグジュアリーな空間の特徴には、余白があることが挙げられます。
空間に余白を作る間取りには、吹き抜け・玄関ロビー・大開口・中庭テラスがあります。
ここからは、それぞれの具体的なポイントをご紹介します。
1つ目の吹き抜けは、リビングから伸びる階段と手すりを開放的な作りにすることがポイントです。
リビングに天井を作らないことで、広い空間を区切らず広々とした余白が生まれます。
さらに空間に余白を作るには、ローテーブルやローソファーで縦空間の広がりを最大化しましょう。
2つ目の玄関ロビーは、広い空間を取ることでホテルのような高級感を演出できます。
玄関を開けると奥行きのあるロビーが広がることで、開放感のある空間が生まれます。
シンプルにデザイン性の高い階段を取り入れたり、ギャラリーのような機能を取り入れたりするとさらにラグジュアリーさを演出できます。
3つ目の大開口は、降り注ぐ太陽の光をしっかりと取り入れられる大きな窓のことです。
デザイン性が高いことはもちろん、採光性が高く、自然のきれいな景色を楽しめることが特徴です。
大開口を取り入れる時は、外の景色をどこまで切り取るのか意識すると良いでしょう。
4つ目の中庭テラスは、家の内側に作るため、家にいながら外の自然が感じられます。
広々とした中庭も良いですが、コンパクトな中庭もおすすめです。
ガーデニングを楽しんだり、お子様の遊びのスペースにしたりと多様な活用方法があります。
余白を感じる間取りでラグジュアリーな空間を生み出すと共に、高級感のある家具や小物を取り入れることで、統一感のある家が演出できます。
高級感のある家具には、「モダンスタイル」と「アンティーク」の2種類があります。
モダンスタイルとは、都会的でクールなスタイルのことです。
金属やガラスなどの無機質な素材やモノトーンを基調とする暗い色を取り入れることで、モダンスタイルを演出できます。
アンティークスタイルとは、重厚感や品格を感じさせる古き良きスタイルのことです。
アンティーク家具を使うことで、高級感のある部屋が作れますが、必ずしも骨董品や工芸品の家具を使わないといけないということではありません。
レザー調のソファーや暗い色の木目調の家具を取り入れることで、アンティーク風のスタイルを演出できます。
また、小物を取り入れることで部屋の雰囲気を変えられます。
ラグジュアリーな空間を作るために取り入れると良い小物の例は、以下の通りです。
1.絵画
玄関や廊下の一部に取り入れることで、ギャラリーのような遊び心とおしゃれさを演出できます。
2.シャンデリア
リビングやダイニングに取り入れることはもちろん、寝室に取り入れても良いアクセントになります。
3.クッション
ソファーとは異なる高級感のある落ち着いたカラーのクッションを置くことで、ソファー単体よりも華やかな印象になるでしょう。
4.間接照明
リビングや寝室、書斎などに置くことで、高級ホテルのような空間を生み出せるのです。
5.観葉植物
観葉植物を置くことでスタイリッシュな空間に温かみを持たせてくれ、良いアクセントになります。
ラグジュアリーなインテリアには、黒や木目調のものが統一感を演出するのに良いのですが、空間が落ち着きすぎると感じる方もいらっしゃるでしょう。
そこで、有彩色を取り入れた高級感のあるインテリアについてもご紹介します。
赤や黄、青などの原色や薄く明るすぎる色は、安っぽく見えてしまいます。
一方で、明度・彩度が低い色合いのインテリアを選ぶと高級感がある空間になります。
特におすすめな色は、暗くてくすみがかった「グレイッシュトーン」や「ダークトーン」です。
カーテンやソファーを購入する時には、これらの色を選ぶと良いでしょう。
また、赤やオレンジなどの暖色を取り入れたい方は、「グレイッシュトーン」や「ダークトーン」の暖色を意識する他に、素材にも気をつけましょう。
ベルベットやレザー調、サテンの素材を取り入れることで、高級感を保てます。
部屋全体を明るく見せたい方には、白を基調とした壁紙や床に、グレーを基調としたソファーやラグを取り入れると部屋全体が引き締まりかっこいい印象を与えられます。
温かみが足りないという方は木目調のテーブルにし、クールさが足りないという方は大理石のテーブルを取り入れることがおすすめです。
今回は、ラグジュアリーな空間を演出するための間取りやインテリア、配色についてご紹介しました。
インテリアについては、小物を取り入れることをおすすめしました。
ただし、小物が多すぎると生活感が出てしまうので、小物を取り入れる時は適切なものだけを厳選して取り入れると良いでしょう。
ぜひ、本記事を家づくりにお役立てください。