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無垢材のフローリングはお手入れが大変だと、耳にしたことはありませんか。
おそらく多くの方がそのようなことを耳にして、無垢材のフローリングはお手入れが大変というイメージを持たれているでしょう。
しかし、実際はお手入れが大変ではありません。
そこで今回は、無垢材のフローリングのお手入れが大変なイメージは誤解であること、仕上げ別のお手入れの仕方について紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
無垢材は反ったり割れたりしやすく、お手入れが大変なイメージがあるため、諦める方も多いですが、無垢材のフローリングはお手入れが簡単です。
このようなことを言われても、実際は大変なのではないかと思う方は多いでしょう。
実は、合板フローリングよりもお手入れが簡単です。
合板フローリングはほぼ100パーセントウレタン塗装のため、夏場は表面がべた付いてしまいます。
夏場に裸足で合板フローリングを歩いていると、足の裏にベタつきを感じたことがある方は多いのではないでしょうか。
ベタつきが気になる度に、拭き掃除しなければいけないため、手間がかかってしまいます。
一方で、自然塗装された無垢材のフローリングは、夏場でも表面がベタつくことはありません。
人の足の裏にある皮脂も吸い込んで潤いに変えてしまうため、お手入れが必要なく、きれいな状態を保てます。
また、掃除する際も無垢材のフローリングは濡れ雑巾で水拭きしても問題ありません。
合板フローリングは水拭きすることで、合板が剥がれてしまう恐れがありますが、無垢材のフローリングはオール無垢のため、水拭きが可能です。
ここまでで、無垢材のフローリングはお手入れが格段に大変であるわけではないと理解していただけたと思います。
それでは、どのようにお手入れすれば良いのでしょうか。
お手入れの仕方について気になる方は、以下をご覧ください。
UV・ウレタン塗装は、ウレタン系の塗料で塗装する方法のことで、塗装のやり方によっては強いツヤを出せるため、高級感や重厚感を演出できます。
触れると木の凸凹を感じず、ツルツルしている特徴があり、耐久性が高く水分のある汚れが染み込みにくいというメリットもあります。
お醤油やコーヒーなどの着色性がある水分をこぼしたとしても、浸透しないので汚れが残りにくい点は嬉しいですよね。
お手入れの仕方は、以下の手順です。
・表面のごみや埃を掃除機で掃除する
・雑巾で乾拭きする
お手入れする際の注意点は、紙やすりやサンドペーパーを使用しないことです。
これらを使用してしまうと、表面がくすんでしまうため、注意しましょう。
1〜2年ごとにウレタン塗装に合っているワックスを塗布すると長持ちするため、おすすめです。
自然塗装はオイル塗装とも呼ばれる方法で、自然の油脂を無垢材の表面に染み込めせることで着色させます。
この塗装は着色だけではなく、木材の保護としても利用されています。
木の表面に塗料を染み込ませるため、木の呼吸を妨げずに、もともと木が持っている調湿性や断熱性の機能を損なわないメリットがあります。
自然塗装は、UV・ウレタン塗装よりも自然な艶があり、しっとりしているため、触れると木本来の凸凹を感じられます。
また、ウレタン塗装と比較すると静電気が発生しづらいため、埃がつきにくく、風通しを良くするだけで、埃をある程度取り除けます。
風通しを良くしても埃が気になる場合は、フロアワイパーで埃を取り除きましょう。
自然塗装の場合は、削れた部分にオイルを塗装すれば元に戻るため、紙やすりやサンドペーパーを使用しても問題ありません。
無塗装とは、表面に何も塗っていない状態のフローリングのことを指します。
塗装する場合に比べると、より無垢材の魅力を感じやすいですが、無塗装はあまりおすすめできません。
その理由は、表面が塗装されていない状態の場合は非常に汚れやすいからです。
例えば、お醤油やコーヒーなどをこぼしてしまうと、すぐに染み込んでしまいますし、裸足で歩くと床が黒ずんでしまいます。
きれいな状態を保つためにはこまめなお手入れが必要なので、水分をこぼした際や汚れが付着した際はすぐに拭き取るようにしましょう。
今回は、無垢材のフローリングのお手入れが大変なイメージは誤解であること、仕上げ別のお手入れの仕方について紹介しました。
無垢材のフローリングは、人の足の裏にある皮脂を吸収して潤いに変えるため、夏場に床がベタつくことがないことに加えて、水拭きが可能なため合板フローリングよりもお手入れが簡単です。
お手入れの大変さが理由で無垢材のフローリングを諦めていた方は、ぜひもう1度検討してみてください。
採用する場合は、今回紹介した仕上げ別のお手入れ方法を参考にしていただけると幸いです。
また、当社ではなんでも聞ける家づくり相談会を開催しております。
家づくりでお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。