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前住んでいた家に和室があったから、新しく建てる家にも和室が欲しいと思っている方は多いでしょう。
しかし、その中には一緒に住む家族から和室は必要ないと言われ、家族内で対立している方も多いです。
そこで今回は、そのような方向けに和室の必要性や、かっこいい和室にするためのポイントについて紹介します。
和室は洋室と違い、役割を持たせることが不要です。
その理由として、和室は基本的に何の役割で使っても問題がないからです。
ここでは、和室に役割を持たせたときに、どのように機能するのかを4つ紹介していきます。
1つ目の役割は、客間として使う場合です。
客間として和室を使う際のメリットは、ふすまにあります。
和室には、空間を区切るためのふすまを設置することが可能です。
そのため、家に来客があったときは、普段過ごしている空間を見せずに対応できます。
2つ目の役割は、寝室として使う場合です。
和室のある家に行ったことのある方なら実感したことがあるかもしれませんが、和室はフローリングの床と比べて、横になりたいときに横になりやすいです。
そのため、和室を寝室として使うことで、快適に寝る環境が作れます。
また、和室を寝室として使う場合に布団で寝るとすると、寝るとき以外は布団を押し入れにしまうことで、居間として活用することも可能です。
3つ目の役割は、家事スペースとして使う場合です。
和室は床が畳のため、座ったときに柔らかく足が痛くなりにくいです。
そのため、和室でアイロンをかけたり、服を畳んだりすることで、家事が楽になるでしょう。
4つ目の役割は、子供部屋として使う場合です。
先ほども紹介した通り、和室の床は畳なので、小さなお子様が遊ぶ空間に最適です。
和室を子供部屋にするだけで、ケガが減り、和室のふすまを開けておくだけでお子様の様子を確認できるため、和室を子供部屋とするのは良い選択です。
このように、和室は色々な目的で利用でき、どのような役割を持たせても快適な環境になります。
和室の役割について理解していただけましたか。
ここまで、記事を読んでくださった方の中には、和室の機能は良いとしても和室を洋風の家の中に設けるのに抵抗がある方もいるでしょう。
そこでここでは、洋風の家にも合うかっこいい和室の種類とレイアウトについて紹介していきます。
和室を思い浮かべる際に、昔ながらの畳だけが敷いてある空間を思い浮かべる方が多いですが、実は和室と一言で言っても様々な種類があります。
例えば、和モダンな和室です。
和モダンな和室とは、日本らしい和室を欧米風のスタイルに寄せたもので、洋風の家に設置したとしても、おしゃれな内観になります。
そして、床のすべてを畳みにするのではなく、畳とフローリングを合わせることで洋風の部屋の中に日本らしさを演出できます。
和室を洋風の家に配置するためには、レイアウトを慎重に考えなければ、違和感のある内観になってしまい、かっこいい家と言えません。
そのため、おすすめのレイアウトについて3つ紹介します。
1つ目は、和室をリビングの近くに設けることです。
このような配置にすることで、リビングでテレビを見た後に少し横になりたいときに、和室にすぐに移動できたり、お子様を和室で遊ばせてその様子を見ながらリビングでくつろげたりします。
2つ目は、和室を玄関の近くに設けることです。
このような配置にすることで、和室を来客用にしている場合に、他の部屋を見せることなく、お客さんの相手ができます。
また、来客時にはお客さんのために環境を作る必要があるため、玄関の近くに来客用の和室を設けておくとスムーズな対応が可能です。
3つ目は、庭のそばに和室を設けることです。
このような配置にすることで、和室に自然光を簡単に取り入れられ、和室から庭を眺められます。
そのため、和室が快適にくつろげる環境となり、リビングとは違う環境を作りだせます。
和室の施工事例を2つ紹介していきます。
1つ目の施工事例は、照明を使うことで、モダンな和室をおしゃれに演出した家です。
この家は、洋風の家なのですが、角の一部分を和モダンな和室にすることで、そこでお客さんの対応をしたり、食事をしたりする場所としました。
また、この和室には家の色と合った格子戸が設けられているため、格子戸を閉めたとしても、きちんと外の明るさが中に入ってくるようになっています。
2つ目の施工事例は、吹き抜けの1階部分を和室にした家です。
この家は洋風なのですが、1階のリビング部分を完全に和室にして、全体の色を合わせることで、落ち着いた環境を作り出しています。
今回は、和室について紹介してきました。
和室のイメージや、今まで感じていたデメリットが払拭されれば幸いです。
当社では、無料相談会やイベントを開催しているので、家づくりにおいて悩みがある方はぜひお越しください。