コラム
Column
自分のこだわりが詰まった住宅を建てたいと考えている方の中には、ルーフバルコニーを設置したいと考えている方もいるのではないでしょうか。
SNSではおしゃれな使い方をしている人がいますが、実際に使うとなるとイメージが湧かないかもしれません。
今回は、ルーフバルコニーをおしゃれに活用するためのアイデアと注意点をご紹介します。
□おしゃれにできる！ルーフバルコニーの魅力とは？
ルーフバルコニーが人気の理由は、圧倒的な広さです。
ルーフバルコニーとは言葉の通り屋根をバルコニーにしているため、広い範囲を活用できることが魅力です。
他にも、屋外の空間であるため土足で使えて、開放的に過ごせることも魅力です。
ルーフバルコニーとベランダ、テラスの違いは何でしょうか。
普段は同じような意味で使われていて、違いが分かる方は少ないと思います。
ベランダとルーフバルコニーの違いは屋根です。
ベランダには屋根があり、ルーフバルコニーには屋根がありません。
テラスとルーフバルコニーの違いは、設置された階にあります。
テラスは1階にあり、一般的にリビングの前から突き出して作られたスペースです。
ルーフバルコニーは2階以上に設置された、屋根のない空間です。
□ルーフバルコニーのアイデアをご紹介！
・ガーデニング、家庭菜園に
ルーフバルコニーは風通し、日当たりが良く、広い空間であるためガーデニングや家庭菜園にはぴったりです。
土を盛った畑や大きい樹木を栽培するのは建物の構造上難しいですが、プランターを使った栽培方法であれば、野菜や果物、花を育てることが可能です。
趣味として作った花を摘んでリビングに飾るのも素敵ですし、お子さんと一緒に作った野菜を食べることも季節の楽しみになるかもしれません。
・アウトドアスペースに
ルーフバルコニーにアウトドア用のテーブルセットやバーベキュー台、テントを設置すれば、アウトドア気分を家にいながら味わえます。
実際に外へ出かけてアウトドアを楽しむよりも、買い出しや食材の管理などを簡単にできることも魅力的です。
夏の夜にはテーブルを置いて、外を眺めながらお酒を飲むのも、普段とは違った雰囲気で開放感があり楽しめるのではないでしょうか。
・リラックススペースに
高層階や周りから見えにくい場所にあるルーフバルコニーでは、周りの視線を気にせずにリラックスして過ごせることが魅力の一つです。
リクライニングチェアやハンモックを置けば、リラックスできる空間ができます。
自分だけの空間なので、心地よい風を感じながら昼寝したり、読書したりすれば、家にいながらリゾート気分になれます。
・ペットや子供の遊び場に
なかなか散歩の時間が取れずに運動不足になっているペットであれば、ルーフバルコニーで遊ぶだけで運動不足は解消できます。
家の中だけで退屈しているお子さんも、ちょっとした遊具やおもちゃを置いて気軽に遊べます。
・おしゃれで映えるスポットに
天気の良い日や夜に、おしゃれなインテリアとスイーツやお酒などを撮影すれば、映えた写真が撮れるでしょう。
最近のアウトドア用品には見た目がおしゃれでセンスが良いものが増えているため、そういったアイテムを揃えていくことも楽しみになります。
□ルーフバルコニーを活用する際の注意点とは？
・ルーフバルコニーは維持管理が必要
自分が独占的に使える代わりに、掃除やメンテナンスも自分でしなければいけません。
屋根がない分、砂埃や雨風が多く入り込みます。
特に排水溝が詰まってしまうと、階下へ雨漏りしてしまう可能性がありますので、排水溝の詰まりはこまめに確認しましょう。
また、ガーデニングに使用する方は、廃土は排水溝には流さずに自治体で決められた方法で廃棄するようにしましょう。
・経年劣化が激しい
ルーフバルコニーは屋根がないため紫外線や風雨を直接浴びます。
その結果、室内よりも経年劣化のスピードが早くなります。
リフォームが必要になる場合や、塗装の防水工事が必要になる場合があります。
修繕費用がかかること、業者との連絡など大変なこともあるので事前に頭に入れておきましょう。
・マンションを探す場合、値段が高い
ルーフバルコニーを活用してみたいと考え、物件を探してみると他の部屋よりも値が張ることが多いです。
設置できる場所がマンションの上層にしかないため、同じマンションの物件でも高く付いてしまいます。
・管理費用がかかる
戸建ての住宅にルーフバルコニーを設置した場合には、修繕費用がかかることは想像できますが、マンションの場合はルーフバルコニー使用料がかかることがあります。
毎月少額であることが多いものの、それが積み重なっていくと負担に感じることがあるかもしれません。
通常の管理費とは別途に記載されていることが多いので、よく確認して見逃さないようにしましょう。
・物件数が少ない
マンションの場合、ルーフバルコニー付きの部屋は上層階にしか作れないため、そもそもの部屋数が少なくなります。
そのため、ルーフバルコニーというポイントはおさえられるものの、他の部分が希望通りではないという物件が多く、なかなかすべてに満足できる物件を探すことは難しいでしょう。
□まとめ
今回は、ルーフバルコニーの魅力と、おしゃれにするためのポイント、注意点をご紹介しました。
ルーフバルコニーは屋根がなく開放感のある空間で、工夫次第でいろんな楽しみ方ができます。
今回紹介したアイデアをぜひ参考にして、おしゃれな過ごし方を考えてみてください。
