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2023.10.05吹き抜けの特徴と取り付けコストの目安を解説!
吹き抜けの特徴と取り付けコストの目安を解説!

吹き抜けにすることで開放感のある空間を得られます。

吹き抜けにあこがれている方もいらっしゃるかもしれません。

今回は吹き抜け注文住宅の特徴に加えて、吹き抜けを取り付ける場合の費用相場と吹き抜けを取り付ける前に注意することを解説します。

□吹き抜け注文住宅の特徴

吹き抜け注文住宅の特徴を解説します。

そもそも吹き抜けとは、上の階に床を設けないことで上下で連続した高さのある空間のことです。

2層が吹き抜けになっている場合は、2階の天井までの2層分の高さを演出できます。

開放的な空間を作り出すだけでなく、吹き抜けは開口部から光を取り入れます。

その結果、部屋全体が明るい印象になるでしょう。

これらのことを含め、住宅を吹き抜けにするメリットは大きく3つあります。

1つ目は、開放感を演出できることです。

吹き抜けがある空間では、視野が上下に広がります。

そのため、家族で過ごしたり、来客と過ごしたりすることが多いリビングは吹き抜けにすると開放感が出るのでおすすめです。

家族や仲間とゆっくり過ごせるでしょう。

また、開放的な空間はリラックス効果も期待できます。

2つ目は採光性が高いことです。

吹き抜けを作ると新たな空間が生まれます。

そこに光が反射して、入り込むことにより空間が明るくなります。

1階と2階の窓を全面ガラス張りにしたり、窓を高い位置に設置したりすることで、日の光を多く取り入れられるでしょう。

採光性が高いということは、太陽光を浴びる機会が多くなるということです。

太陽光を多く浴びることは人体に良い影響を及ぼします。

なぜなら、太陽光にはビタミンDの働きを助ける効果が期待されているからです。

ビタミンDを取り入れると、血液中のカルシウムの濃度が一定に保たれやすくなります。

その結果、カルシウムの吸収の促進や骨量維持の促進に繋がるのです。

ですが、紫外線が気になるという方もいらっしゃると思います。

UVカットガラスを使用することで紫外線の吸収を抑えられるでしょう。

それでも心配な方は、直射日光を受けない北側に窓を設置することをおすすめします。

3つ目は、コミュニケーションが取りやすくなることです。

吹き抜けの設置で開放的な空間が生まれ、その結果リビングに人が集まりやすくなります。

また、リビング階段を併用することもおすすめします。

リビング階段があれば家族が外出する時や帰宅する時に声をかけれるので、円滑なコミュニケーションが実現するでしょう。

このように、吹き抜けにするメリットは多いです。

ですが、気を付けなければいけないこともあります。

吹き抜けにすることで、冷暖房の効きが悪くなってしまうかもしれないことを覚えておきましょう。

温度が高い空気は上に溜まり、温度が低い空気は下に溜まります。

そのため、冬場に1階のリビングにいると寒いと感じてしまうかもしれません。

注意しなければいけない点もあることに留意し、吹き抜けにするかどうか検討するようにしましょう。

□吹き抜けを取り付ける場合のコストの目安

既存の住宅に新たに吹き抜けをつける場合を想定します。

吹き抜けにするには、防音処理、断熱処理、塗装、吹き抜け設置工事費用を支払う必要があります。

高いもので防音処理と断熱処理でおよそ30万円、塗装で50万円、吹き抜け設置費で200万くらいでしょう。

ですが、地域の土壌によって価格は変動することを覚えておきましょう。

□吹き抜けを取り付ける前に注意すること

吹き抜けにしてから、後悔はしたくないですよね。

続いては、吹き抜けにする前に注意することをご紹介します。

1つ目は、温度管理が難しいことです。

吹き抜けにすると空間が広がります。

そのことで、空調が部屋全体に行きわたるのに時間がかかるでしょう。

特に、冬場は寒い中、我慢しなければいけない時間が増えてしまうかもしれません。

その時はホットカーペットを設置すると良いでしょう。

また、シーリングファンもおすすめです。

シーリングファンには、空気を広げる効果があります。

空気が均等に拡散することで、すぐに部屋が温まるでしょう。

2つ目は、音が響きやすいことです。

2階の部屋にいたとしても1階の音がよく聞こえてしまうということもあります。

話し声が聞こえると、気になってしまいますよね。

その時は、必要に応じて防音処理をすることをおすすめします。

完全なプライベート空間を作りたいという方からしたら、テレビの音や料理の音が聞こえてくると様々なことに集中できないと思います。

すべての部屋を防音にする必要はありませんが、勉強部屋や書斎など必要に応じて防音処理を施すと良いでしょう。

3つ目はメンテナンスの手間が大きいことです。

吹き抜けにすると窓が高い位置に設置されることが多いです。

そうなると掃除の負担が大きくなります。

また、梁の上にもほこりが溜まりやすくなります。

その時は、掃除用の通路を設置すると良いです。

掃除の時に使うキャットウォークのような簡易通路を作ることをおすすめします。

□まとめ

今回は吹き抜けについてご紹介しました。

吹き抜けにすると開放感のある空間が演出されたり、採光性が高くなったり、コミュニケーションが円滑になったりとメリットが多いです。

一方で、温度管理が難しかったり、掃除が難しかったりという問題もあります。

吹き抜けにする時はよく検討してから決めると良いでしょう。