Column
「住宅の間取りを考えているけど、良いアイデアが思い浮かばない」
「間取りで失敗しないためにはどうしたら良いのかな」
このようにお考えの方も多いと思います。
今回は、住宅の間取りで失敗しないためのポイントについて解説します。
住宅の間取りでは、主に以下のカテゴリーでの失敗が多いです。
・収納
・部屋のレイアウト
・リビング
1つ目は収納です。
玄関には靴のほかにも、コートや傘などを収納したいと考える方が多くいます。
また小さなお子さんがいる方は外遊び用のおもちゃやベビーカー、釣りやゴルフなどの屋外の趣味をお持ちの方はそれぞれのグッズを収納したいでしょう。
玄関収納が足りないとこれらをうまく収納できない可能性があります。
玄関の他では、キッチンに関する収納の失敗があります。
家族が多く食品をまとめ買いするご家庭や、災害時に備えて備蓄用の食料を多めに保存しておきたいと考えている方も多いでしょう。
大型のキッチンパントリーを設置する方も増えていますが、棚の高さや奥行きを考慮しないと使いにくいものになってしまいます。
2つ目は部屋のレイアウトです。
しっかりと考え込んで作った部屋のレイアウトでも、住み始めてから失敗に気づくこともあります。
例えば、玄関の扉を開けたときに、正面からリビングや浴室・トイレなどのプライベートな空間が丸見えになってしまうような間取りには要注意です。
外からの視線や隣の家の配置まで配慮して、部屋の配置や窓の大きさを決めましょう。
また、寝室や書斎などの静かに過ごしたい部屋の隣や水回りを配置してしまうと、音が気になってストレスに感じてしまう可能性があります。
寝室と水回りの設備は離れたレイアウトにするか、寝室に防音素材を使うといった工夫が必要です。
3つ目はリビングです。
リビングは家族が一番長い時間を過ごす空間なので、家族全員の満足度を左右する部屋といえるでしょう。
広いリビングにあこがれて、間取り設計の際に可能な限り広くしたいと考える方も多いです。
しかし、広すぎるリビングでは冷暖房の効率は悪くなってしまいます。
近年のトレンドに、リビング階段があります。
便利な部分もありますが、来客があるときは気を遣う部分もあります。
2階に来客がある際には散らかったリビングも見られてしまう、リビングに来客があるときにはパジャマで2階から降りられないなどのケースがあります。
理想の間取りを実現するためには、まず自分自身や家族がどんな生活スタイルを理想にしているのか明確にしておくことが大切です。
日々どのような生活を送っていきたいのか、どのような価値観を大切にした家づくりを目指したいのかなど、家族同士で事前に話し合っておきましょう。
間取りや外観・内装デザインを決め、工事が始まって引っ越しをするまで、少なくとも1年以上かかります。
長期間にわたるので仕事や日々の生活と両立させることは大変ですが、手を抜かずにしっかり話し合わないと、間取りで失敗する原因になります。
コンセントやスイッチの位置など、細かな部分も納得するまで話し合って決めることで、後悔のない家づくりが叶うでしょう。
間取りの失敗を防ぐには、細部まで気を抜かずに話し合っていくことが大切です。
土地探しをするときは、家を建てるエリアを絞ってから行いましょう。
通勤が便利なエリアにするのか、子育てがしやすいエリアにするのかなど、自身やご家族が求める条件に合うエリアを見定めてください。
土地探しの際には、家づくりの総予算を考慮しておくことも重要です。
住宅の建築で大きな費用がかかるのは土地と家本体ですが、土地に費用をかけすぎると建築費に予算を回せなくなる恐れがあります。
土地に優先的に予算を回すのか、建物に優先して予算を回すのか、どちらの条件を優先するのかも事前に決めておきましょう。
また、土地の目星がある程度着いたら、実際にその土地に足を運びましょう。
日照条件や周辺環境などを自分の目で確認して、問題がないかチェックしましょう。
打ち合わせの際には、遠慮せずに自分の意見を述べて納得いくまでアイデアを練りましょう。
分からない点があった場合も遠慮せずに質問し、不安を残さないようにしましょう。
トラブルを回避するためにも、打ち合わせの記録はすべて残しておくのが賢明です。
打ち合わせの担当者に許可を取って録音するか、内容をすべてメモしましょう。
今回は、住宅の間取りで失敗しないためのポイントについて解説しました。
住宅の間取りを考える際には、住んだ後の生活を想像してみることが大切です。
間取りで失敗しないよう家族間でしっかり話し合い、理想の住宅を実現させましょう。
注文住宅を検討している方は、ぜひ当社にお任せください。