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家づくりをご検討されている方の多くが一度は吹き抜けのある住宅に憧れたことがあるのではないでしょうか。
吹き抜けのある住宅はおしゃれで、美しい印象があります。
これを実現するために、どのようなポイントを押さえればよいのか、どのような間取りが良いのかについて詳しく解説します。
吹き抜けのある住宅がもたらすメリットは、主に5つあります。
1つ目は、開放感のある住宅になることです。
吹き抜けの最大のメリットは開放感がある空間でしょう。
一階と二階をつなぐスペースをくりぬいて天井が高くなっているため、視界が開けて広く感じるのです。
吹き抜けは床面積が広い住宅と相性が良いと思われがちですが、床面積が広くなくても十分に効果を発揮します。
2つ目は、コミュニケーションが取りやすくなることです。
吹き抜けにすることで空間全体がつながっているので、家のどの位置にいても家族の気配を感じられます。
吹き抜けがあるおかげで家族との適度な距離感を保てますし、コミュニケーションが取りやすくなります。
3つ目は、採光性を確保できることです。
吹き抜けを作ることによって自然光を多く取り入れられ、室内が明るくなります。
冬は室内が暗くなりがちですが、十分な明るさを確保でき、光熱費を抑えられます。
時間に限らず外の光を取り入れられますし、室内からでも星が見られるので、ストレスもたまりにくいでしょう。
4つ目は、空気が循環しやすくなることです。
吹き抜けがあると風通しが良くなり、空気が循環しやすくなります。
吹き抜けは窓の高低差が生まれるため、自然換気の流れが生まれやすくなり、常に換気できます。
最近は新型コロナも流行っているので、換気対策ができるのはうれしいポイントですね。
5つ目は、おしゃれな空間を演出できることです。
何といっても吹き抜けの大きなメリットはおしゃれな空間を演出できること。
階段から廊下までが一階のリビングから見えてしまうので、整理整頓がしやすく、細部にこだわったデザインにすることで、さらにおしゃれ感をアップできます。
前章でご紹介したおしゃれな吹き抜けを演出するためには以下の5つのポイントを参考にしてみてください。
リビングに吹き抜けを作ることによって広い空間が意識できます。
より広さを意識させるためにはトップライトという天窓を設置したり、ハイサイドライトという吹き抜けの天井近くに横窓を設置したりすることが大切です。
これによって、風通しを確保しつつも部屋の広さを強調できます。
吹き抜けによって一階と二階をつなげることで、住宅全体がワンフロアのようなつながりを持たせられます。
スケルトン階段にすることによって、階段の隙間から光が漏れ、より明るい印象にできます。
屋根の勾配に合わせて傾斜をつける勾配天井を採用すれば、高低差が生まれるので、より天井が高い印象になります。
吹き抜けは開放感が大切なので、より高い位置に天井がくる勾配天井はとても相性が良いです。
吹き抜けは高さがあるので、通常の照明を選んでしまうと物足りなくなってしまいます。
そのため、インパクトのあるペンダントライトを採用し、部屋全体をおしゃれな空間に仕上げましょう。
吹き抜けに加えて、大開港の窓をリビングに設置するのもおすすめです。
窓から見える景色や青空などが広く認識できるため家と外とのつながりを意識できます。
また換気も効率よく行えるのもうれしいポイントです。
ただし、外からの視線もあるので、エクステリアを設置するといった対策も必要になります。
吹き抜けはリビングに用いられがちですが、実は他の場所でもおしゃれな雰囲気を発揮します。
例えば、渡り廊下も吹き抜けと相性が良い間取りの一つです。
吹き抜けをぐるっと囲むような渡り廊下はデザイン性と利便性を備えた間取りで、二階の廊下をなくせるので、間取り効率や良いです。
また、吹き抜けのアクセントとして十分に機能してくれるので、おすすめの間取りです。
他にも玄関とも相性が良いです。
玄関では、狭さや暗さを感じることが多いでしょう。
ここで吹き抜けを採用して、自然光を取り込めば明るい玄関を実現できます。
ただし、狭い玄関や玄関に対して日当たりの悪い住宅であると吹き抜けが十分に効果を発揮しないということもあります。
設計の際に相談して、作る必要があるのかを感がることも大切です。
今回は吹き抜けの間取りをおしゃれに仕上げるためのポイントやおすすめの間取りについてご紹介しました。
おしゃれな住宅は日常生活を送るうえで、気分を上げてくれますし、家を大切にする理由をくれます。
今回の記事を参考に吹き抜けを活かしたおしゃれな住宅を実現したい方は、ぜひ当社までご連絡ください。