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注文住宅は、間取りやデザインの自由度が高いため、何度も打ち合わせが必要になります。
すでに打ち合わせを行っている方は、打ち合わせの回数が多かったり、うまく進まなかったりといった理由から疲れが溜まっていませんか。
打ち合わせの進め方を整理し直すと今よりもスムーズに進む可能性があります。
そこで今回は、注文住宅の打ち合わせにかかる回数とスムーズに進めるポイントをご紹介します。
注文住宅の打ち合わせの回数は、10回から25回程度です。
打ち合わせを行う時は、「着工前」「着工後」「引き渡し前」の3つに分けて考えます。
注文住宅の間取りや設備、予算についての打ち合わせをします。
ご自身の理想をハウスメーカーに伝え、実現できるのかを調整する重要な機会です。
着工前は、一般的に7回から15回程度の打ち合わせを行うことになります。
打ち合わせのほとんどは着工前に完了しますが、設計通りに工事が進んでいるかを確認するための打ち合わせを建設中に行います。
修正を加えたい箇所や依頼した内容と違う箇所がある場合は、打ち合わせの時に伝えましょう。
また、細かい内装である壁紙やデザインの確認もこの段階で行います。
着工後は、3回から5回程度の打ち合わせになります。
完成した住宅の完成検査を兼ねて、打ち合わせを行います。
完成検査に問題がなく、納得がいけば、そのまま引き渡しに進みます。
引き渡し前は、2回から4回程度の打ち合わせになります。
ここまで紹介した段階ごとの打ち合わせの回数は、一般的な回数です。
そのため、部屋の細部まで装飾をこだわったり、依頼した内容と違っていたりした場合は、打ち合わせの回数が増えるということは念頭に置いておきましょう。
打ち合わせの回数が多く、疲れると感じる方は多いと思います。
打ち合わせをスムーズに進めるために疲れる原因を解明していきましょう。
1つ目は、要望がまとまらないことです。
ご家族で意見が合わないことや、理想通りの家を建てるために要望が多すぎることが原因になります。
2つ目は、予算が決められないことです。
家の間取りや内装を決めている段階では、楽しいと感じることは多いですが、現実的な予算の打ち合わせに入ると疲れると感じることもあるでしょう。
また、予算の上限が曖昧だとかけられる費用が決まらず、打ち合わせが進まなくなります。
3つ目は、間取りが決められないことです。
特に、ネットの情報から気になる間取りを取り入れようとすると、間取りがなかなか決まらなくなることがあります。
4つ目は、建材が選べないことです。
屋根や外壁、窓やドアなどの外観と内観デザインで多くの選択肢があるので、目移りしやすくなかなか選びきれないこともあるでしょう。
5つ目は、設備が決められないことです。
キッチンやエアコンの設備は近年増えてきています。
予算や手入れなどの観点からキッチンの中でもどの設備を導入するのかを考えると迷いがちになってしまいます。
6つ目は、土地が決まらないことです。
土地が決まらないと建設を進められません。
条件に合う土地が見つからない、希望のエリアがないなどという理由で決まらないことはありますが、焦らずに時間をかけて探しましょう。
ここまでで紹介した打ち合わせが疲れる原因については、対策をとることでスムーズに進められるようになるでしょう。
スムーズに進めることで、打ち合わせの回数を増やさずに注文住宅を完成させられます。
そこで、打ち合わせに入る前と打ち合わせ中で重要なポイントを知っておきましょう。
打ち合わせ前のポイントは、以下の通りです。
1.予算を明確にしておくこと
打ち合わせが疲れると感じる原因でもある予算を明確にしておくことで、予算オーバーになりにくくなります。
2.間取りをある程度決めておくこと
間取りは打ち合わせの時に具体的に決めますが、寝室や子供部屋など必要な部屋をある程度決めておくことで、間取りを決めやすくなります。
3.家のコンセプトを決めておくこと
北欧やモダンなどさまざまなコンセプトがありますが、お好みのコンセプトを決めておくことで、家のデザインの軸が固まり内観を決めやすくなるでしょう。
続いて打ち合わせ中のポイントは、以下の通りです。
1.意見を伝える
ハウスメーカーからアイデアを提案してもらうだけだと、理想通りにならなくなってしまいます。
耐震性や防水性などの専門的な知識が必要な場合は、提案されたものを導入しても良いですが、家の間取りやデザインの希望はしっかりと伝えましょう。
2.打ち合わせの記録を取る
ハウスメーカーとの間でずれが生じないように、打ち合わせの内容を記録しておくことが大切です。
打ち合わせの後に変更したい箇所が出た時にも振り返られるので、記録を取ることは忘れないようにしましょう。
今回は、注文住宅の打ち合わせにかかる一般的な回数とスムーズな進め方についてのポイントをご紹介しました。
すでに打ち合わせが進みづらいと感じている方は、なぜ打ち合わせが進まないのかという原因を探り、本記事を参考に対策してみてください。