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これから新築の家に住みたいとお考えの方は、玄関に吹き抜け階段を取り入れてみてはいかがでしょうか。
玄関に吹き抜け階段を取り入れると、風通しが良くなったり、内装や間取りにそれぞれの個性が出せたりするなどのメリットがあります。
また、デメリットもありますが、それぞれの対策も一緒にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
今回は、玄関に吹き抜け階段を作るメリット・デメリットについてそれぞれご紹介します。
この章では、玄関に吹き抜け階段を設けるメリットについてご紹介します。
玄関は、通常窓から離れた場所になることが多く、寒くて暗い空間になります。
その際に吹き抜け階段を設けると、太陽の光を室内に取り込みやすくなるので、1年を通して暖かく明るい玄関を実現できます。
また、窓の大きさや位置を工夫すれば、吹き抜けを設けることによる効果がさらに上がります。
玄関はほこりや外部の砂が溜まりやすい場所です。
また、窓が少ない場合もあるので、定期的な換気も難しくなります。
このようなことから、玄関の空気に関してお悩みの方も多いと思います。
その際に吹き抜け階段を設ければ、外からの風を室内に届けられ、風通しが良く快適な玄関を実現できます。
さらに、臭いやよどみが気になる場合でも、吹き抜けは有効です。
最近では、都市部において、限られたスペースを使った住宅が増えています。
一方で、限られたスペースを使った住宅なので、室内が狭く感じてしまう場合もあると思います。
吹き抜け階段を設ければ、開放感ができ、家に広々とした雰囲気をもたらしてくれます。
実際に吹き抜けを設ける場合は、住居スペースを圧迫しないように、必要な設備や部屋数を確認した上で検討するようにしましょう。
吹き抜け階段は採光や風通しなどの機能性だけでなく、デザイン性にもメリットがあります。
特徴的なデザインの間取りにしたいという方は、吹き抜け階段を取り入れると良いかもしれません。
もし、玄関に吹き抜け階段を設置してデザイン性の高い玄関を実現したい場合は、照明にこだわったりアクセントクロスを使用したりなどの工夫をすると良いでしょう。
前章では、メリットについてご紹介してきましたが、デメリットも存在します。
ここからはデメリットについて見ていきましょう。
1.空調管理が難しい
吹き抜け階段に限らず、吹き抜けを取り入れると広い空間になりますが、冷暖房の効率は悪くなってしまいます。
暖かい空気は上に行き、冷たい空気は下に行くため、階段の上り下りで気温の変化を感じやすくなるかもしれません。
対策としては、気密性と断熱性を兼ね備えた家を建てることがポイントです。
また、シーリングファンを取り入れれば空気の循環が円滑になりますし、デザイン性に関してもおしゃれに見せられます。
2.音や視線への対策が必要
家族を始めとした人の気配がより感じられる吹き抜けのある住宅では、プライバシーの確保が重要になります。
特に、ホール玄関だと、来客があった場合に間取り全体や動線のレイアウトが丸見えになってしまう可能性があります。
対策としては、ウォークスルークローゼットやシューズクローク、家族用出入口や来客用出入り口など、分けた間取りを確保すると良いでしょう。
ここまで、玄関に吹き抜け階段を設けるメリット・デメリットについてそれぞれご紹介してきました。
この2つを踏まえ、玄関に吹き抜け階段を設ける際の注意点も見ていきましょう。
注意点は以下の4つです。
・必要な居住空間の確保
・掃除や手入れについて考えること
・適切な室温を維持するための断熱性能を取り入れること
・生活音が届きやすいため、必要な場合は玄関と寝室を離すこと
玄関を明るく開放的にしたい方やデザイン性を重視したいという方には、吹き抜け、または吹き抜け階段を設けることは有効な方法です。
しかし、必ずしも玄関だけにこだわる必要はありませんし、間取りによってはリビングに吹き抜け階段を設ける場合もあるでしょう。
特に、リビングは家族が多くの機会で集まる中心的な場所なので開放感がより重要となります。
開放感を重視する場合は、リビングに吹き抜け、または吹き抜け階段を設けることによって、開放感を出せます。
もし、確保できる空間が限られている場合は、玄関とリビングのどちらを重視したいか、間取り的にどちらに設置した方が生活動線として有効かについてよく考えて決めるようにしましょう。
玄関に吹き抜け階段を設けると、空調管理が難しくなるというデメリットがあります。
これは玄関が吹き抜けになり空間が広くなる分、空気の循環が難しくなってしまうからです。
この時の一番の対策としては、気密性と断熱性がある家を建てることです。
当社では、高い機密性能と断熱性能を兼ね備えた、快適な家を実現いたしますので、ぜひ一度ご相談ください。