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2023.05.31マイホームを開放的に!吹き抜けにする際のメリットや成功例をご紹介!
マイホームを開放的に!吹き抜けにする際のメリットや成功例をご紹介!

テレビやSNSを見ていて、おしゃれな吹き抜けに興味を持っている方も多いのではないでしょうか。

家の間取りには自分のこだわりを詰め込みたいですよね。

今回は吹き抜けのメリットと成功例をご紹介します。

開放感のあるマイホームにできるように、ぜひ成功例を参考にしてみてください。

□吹き抜けがある家にしたい!メリットと成功例をご紹介!

*吹き抜けを作るメリット

1.広々とした印象になる

2.明るくなる

3.コミュニケーションがとりやすい

吹き抜けを作ることで天井が高くなり、視線が抜けるため実際の面積よりも広く見える効果があります。

また、2階部分や窓からの光が入るため、部屋の奥まで明るくできます。

吹き抜けから音が通りやすい構造なので、1階と2階で分かれた空間ではなく、つながりのある空間を作れます。

*吹き抜けがある家の成功例

・吹き抜けとリビング階段をあわせる

生活のすべてがワンフロアに集積された平屋をベースとして、リビングに吹き抜けとオープン階段を作ることにより、機能的で開放感がある空間を演出できます。

吹き抜けとオープン階段の相性は抜群です。

2階に子供のスペースが設置すれば、外出するときや帰宅したときに確認できます。

家族の憩いの場であるリビングと2階との距離が近くなるため、家族間でのコミュニケーションが取りやすくなります。

・木の温もりと開放感でリゾートホテル風に

リビングの天井は開放感あふれる大きな吹き抜けにして、南国のリゾートホテルのイメージを再現できます。

白を基調とした空間に深みのある木目の床と柱、温かみのあるファブリック家具や小物を使うことで、リゾートの雰囲気を感じられます。

吹き抜けにシーリングファンを設置することで、心地良い風と自然光がリビングに届きます。

さらに、吹き抜けに面する2階の廊下には、壁ではなく柵を採用すれば、さらに開放感があふれる作りになるでしょう。

・部分的に吹き抜けを作り、開放感と落ち着いた空間の混在

1階にはリビング、ダイニング、キッチン、和室を作り、その中でもソファを置いているリビングだけに吹き抜けを作ります。

このような間取りにすることで、吹き抜けがあるリビングは広々とした印象に、ダイニングや和室は落ち着いた雰囲気にできます。

リビングには吹き抜けを利用した大きめの窓を設置すれば、自然光がたっぷり入る快適な空間が完成します。

□吹き抜けで後悔しないためのポイントとは?

*吹き抜けで多い後悔

・匂いや音が2階まで届きやすい

料理しているときの匂いが2階まで届くため、2階の布製品や壁紙に匂いがつく可能性があります。

また、声が通りやすいことはメリットでもありますが、デメリットに感じることもあります。

リビングで会話していたりテレビを見ていたりすると、2階の部屋で寝ようとしてもうるさくて寝付けないかもしれません。

・空調が効きにくい

夏は日当たりが良い分室内の温度が上がりやすく、冬は暖かい空気が上に逃げるため1階は暖まりにくくなります。

そのため冷暖房の効果が弱まってしまい、快適な室内温度を保つことが難しくなる可能性があります。

・掃除が大変

吹き抜けは天井や壁が高いため、照明や窓も高い位置になってしまいます。

その結果、高い位置にある窓の掃除が大変だったり、電球の交換が難しかったりすることが問題になります。

*後悔しないためのポイント

・転落防止できるデザインにする

吹き抜けはデザインによっては子供が転落してしまう可能性があります。

例えば、2階の柵の隙間を密にして通り抜けられないようにすることや、高さを調整して乗り越えられないようにしておくことで転落を防止できます。

・シーリングファンを設置する

シーリングファンをつければ部屋の上と下の空気をかき混ぜて部屋の温度を均一にしてくれます。

そのため、冬の暖房の効果が弱まる問題は、シーリングファンを設置することで解消できるケースもあります。

・断熱性能が高い設計にする

冷暖房の効きが弱くなってしまう問題は、断熱性能が高い設計にすることでも解決できます。

高断熱な家ならば外気の影響を受けにくいため、夏は暑くて冬は寒くなってしまうことを回避できます。

・掃除は外注を検討する

吹き抜けの高い位置にある照明や窓は、プロの業者に依頼すれば安全にきれいにできます。

高い位置にあるものはホコリなどがたまりにくく、汚れにくいため、1年に1回くらいの頻度でも十分なことが多いです。

□注意!吹き抜けの失敗例をご紹介!

・周りが壁に囲まれた吹き抜け

吹き抜けを通して2階につながっている構造であれば開放感がありますが、吹き抜けが壁で囲まれている構造だと開放感が活かされなくなってしまいます。

対策としては、壁を作らないことが一番ですが、窓を大きめに設置することでも開放感のある空間にできます。

・幅が狭い吹き抜け

吹き抜けの幅が狭いメリットは、2階の床面積を広く取れることですが、デメリットとして自然光が入りにくいことや、開放感が出にくいことが挙げられます。

幅が狭い吹き抜けでは窓から入ってきた自然光が壁にあたってしまい、部屋の奥まで光が届かなくなってしまうことが原因です。

吹き抜けの幅によって印象は大きく変わるため、実際の例を見ながら設計を考えて行くようにしましょう。

・玄関上の吹き抜け

玄関の明るさを確保したいという理由で、玄関の真上に吹き抜けを作ってしまうと失敗してしまうことが多いです。

一般的な家の玄関はそれほど大きくないため、吹き抜けを作ったとしても大きな効果は得られないことが多いです。

また、玄関は家の顔とは言いますが、玄関にいる時間はそこまで多くありません。

そのため、玄関に吹き抜けを作るよりも、リビングなどの長時間過ごす場所に作ったほうが効果的です。

□まとめ

今回は吹き抜けを作ったときのメリットや成功例、注意点をご紹介しました。

吹き抜けの一番のメリットは開放感がある空間を演出できることでした。

今回ご紹介した注意点を踏まえて、家の印象を大きく変える吹き抜けのデザインについて検討してみてはいかがでしょうか。