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2023.08.23住宅には気密性が必要なの?必要な理由と取り入れるメリットをご紹介!
住宅には気密性が必要なの?必要な理由と取り入れるメリットをご紹介!

毎年の寒い冬を住宅の中で快適に過ごすために重要になるのが、気密性です。

では、具体的になぜ住宅に気密性が必要なのでしょうか。

そこで今回は、住宅に気密性が必要な理由と、気密性が高い家のメリットを紹介します。

今後の生活のしやすさがガラリと変わる可能性があるので、ぜひ最後までご一読ください。

□住宅に気密性は必要?必要な理由をご紹介!

なぜ住宅には気密性が必要なのでしょうか。

この章では、その理由を見ていきましょう。

まず、住宅に気密性が求められるようになったのは、1970年代後半から普及し始めた断熱材が大きく関係します。

断熱材が普及し始めた当初は、「室内の温度が逃げない程度にすれば大丈夫」という考えから、外壁内や床下、天井に適当に断熱材を設置していました。

しかし、断熱材は部位ごとに分断されており、多くの隙間ができていることから、室内の暖かい空気が流れ込んでしまっていました。

暖かい空気はより温度の低い方へ流れるので、外壁内や屋根の方に広がります。

そうすると、暖かい空気が屋外の気温で冷えた外壁や屋根に触れることで、結露が発生してしまいます。

結露が発生すると、木材が腐朽したり、カビが生えたり、シロアリが発生しやすくなったりしてしまいます。

このように、結露によって建物が傷んだり、住む方の健康が害されてしまったりする恐れがあるので、室内の空気を漏らさないようにするために必要とされるのが気密性なのです。

□気密性が高い家に住むとどんなメリットがあるの?

住宅に気密性が必要であることをご理解いただけたでしょうか。

前章でも紹介したように、気密性が高いと結露が発生しにくくなることはもちろん、他にも様々なメリットがあります。

この章では、気密性が高い家のメリットを3つ紹介します。

健康面はもちろん、費用面においても良いことがあるので、ぜひ着目してくださいね。

*ヒートショックのリスクを軽減

気密性が高い住宅では、廊下や風呂場、洗面所などにも隙間風が入りにくくなるので、室内との温度差が大きくなりません。

そのため、暖かい場所から急激に寒い場所へ移動した時に起こるヒートショックのリスクも減らせます。

ヒートショックとは、身体の血管が寒さによって収縮し、血圧が急激に上がることによって、心筋梗塞を起こしたり、意識を失ったりする症状で、ご年配の方や持病をお持ちの方に多い傾向があります。

そのため、ご家族の中に持病をお持ちの方やご年配の方がいらっしゃる場合は、家の気密性を高めておくと安心です。

*遮音性が高い

学校の近くや交通量の多い場所に住宅が位置している場合、騒音が気になることもありますよね。

気密性を高くすると、外部の音をある程度遮断でき、静かな環境で快適に過ごせます。

*電気代や燃料代が安く済む

高気密の住宅では、室内に空気が溜まりやすくなるので、寒い冬でも暖まりやすく、暖房を短時間稼働させるだけで過ごしやすい暖かい環境になります。

このように、暖房を一日中稼働させる必要がないので、低気密住宅に比べて電気代や燃料代に費用がかからなくなります。

□注意したい!高気密にする時の注意点とは?

ここまで気密性が必要な理由とメリットについてそれぞれ紹介してきましたが、気密性が高いと全てが快適になるということはありません。

ここでは、注意点を紹介します。

1.冬暖かいと思っていたら寒い

先ほども紹介したように、高気密住宅は冬でも暖かく快適であるのが特徴です。

しかし、基準が曖昧であることも多いので、実際に住んでみたら思った以上に寒いと感じる場合もあると思います。

そのため、気密性を取り入れる前に自分が目指す基準を定めてから、施工を依頼するようにしましょう。

当社は、大手ハウスメーカー様にも負けない高気密性能のお住まいを実現いたします。

無料相談会も承っておりますので、不明点等ございましたらお気軽にご相談ください。

2.温度は快適なのに住み心地が悪くなることも

気密性を重視した結果室内環境においては快適になっても、その他の要素を蔑ろにしてしまい、結果的に住み心地が悪くなってしまう可能性があります。

特に、設備機器の使い勝手や掃除のしやすさは、高気密住宅にした場合、価格や性能の良さを優先するあまり、蔑ろになってしまいやすいポイントです。

そのため、気密性ばかりを重視するのではなく、様々な要素をバランス良く取り入れるようにしましょう。

□まとめ

気密性が高い家に住むと、ヒートショックのリスクを減らせるという健康面においてのメリットがある他、電気代や燃料代が節約できるといった費用面においても魅力的です。

ただし、ただ高気密となっているだけでは基準が明確になっていない場合もあるので、事前に求める基準を明確にしてから取り入れるようにしましょう。

また、高気密だけを追い求めて他の要素をほったらかしにすると、結局住み心地の悪い住宅になってしまう可能性があります。

そのため、他の要素にもしっかりと目を配るようにしましょう。

今回の記事を読んで高気密住宅に興味を持った方は、お気軽に当社までお問い合わせください。