Column
これから新しい家を建てたいという方の中には、ダイニングに吹き抜けを設けたいとお考えの方も多いと思います。
特に、家族の人数が多い場合は、ダイニングで食事をとる際に窮屈に感じることもありますよね。
そこで今回は、ダイニングに吹き抜けを設けるメリット・デメリットについてご紹介します。
この記事を読んだ上で、ダイニングに吹き抜けを設けるか検討してみてください。
吹き抜けとは、家の1階からそれ以降の階に渡って天井がなく、上までつながっている空間のことです。
吹き抜けを設けることによって風通しが良く開放的で、明るい空間にもなるので、近年人気となっています。
では、実際に吹き抜けにはどのような種類があるのか見ていきましょう。
まず、最も人気なのが、吹き抜けと階段の組み合わせです。
これは、1階のリビングから2階へ行く階段部分を吹き抜けとして用いられています。
リビングからの階段に吹き抜けを設けることで、広々とした雰囲気を感じ取れます。
次に、吹き抜けと大きな窓の組み合わせです。
より開放的で明るい家にする場合は、バルコニーとの繋がりが出る大きな開口を作るようにすると良いでしょう。
上部にも大きな窓を設置すると、太陽の光が室内に差し込んで暖かい空間を実現できます。
また、おしゃれな空間を作りたい方には、吹き抜けとシーリングファンを組み合わせたものがおすすめです。
シーリングファンを付けることで室内の雰囲気がおしゃれになりますし、空気の循環が円滑になるので、暑い夏には室温調整にも役立って便利です。
しかし、高い位置にあるので、お手入れが大変になることはしっかりと把握しておきましょう。
そして、吹き抜けと2階廊下通路の組み合わせもあります。
吹き抜け階段の先に2階の廊下を設置することで、広い家の場合でも家族の気配を感じられます。
また、2階の廊下の前に大きな窓を設置することで眺めが良くなります。
家族が多い家庭では、ダイニングに集まって食事をとることも多いと思います。
一方で、人数が多いので窮屈に感じる場合も多いでしょう。
そんな時は、ダイニングに吹き抜けを設けると、開放感のある広い空間を実現できます。
ここからは、ダイニングを吹き抜けにするメリットとデメリットについてそれぞれご紹介します。
まず、メリットから3つご紹介します。
吹き抜けの最も大きなメリットは、開放感が感じられることです。
ダイニングに吹き抜けを設けることで、心地良い食事の時間を過ごせます。
吹き抜けを設けると天井がより高く感じられ、レストランやホテルのような高級感を楽しめます。
特に、ダイニングは食事の時間はもちろん、勉強や家事の間にくつろぐ際に利用することも多いですよね。
そんな時にダイニングが吹き抜けになっていれば、カフェのような上質な雰囲気を味わえます。
吹き抜けの上部に窓を設置することで、やさしい光を浴びられます。
例えば、休日の朝にダイニングで自然光を浴びながら食事をとれたら心地良いですよね。
ただし、場合によっては眩しさを感じることもあるので、気になる方は注意しましょう。
次にデメリットを2つご紹介します。
暖かい空気は上昇しやすいので、冬場のダイニングはひんやりと感じてしまうかもしれません。
これはダイニングだけでなく、リビングや玄関に吹き抜けを設けた際にも生じるデメリットとなります。
対策としては、家の断熱性能や全館空調設備を確認し、場合によってはこれらを取り入れて住宅性能を高めると良いでしょう。
また、シーリングファンを設置することで、空気の循環を促せます。
ダイニングでの生活音や会話が吹き抜けを通して2階に響いてしまう可能性があります。
特に、ダイニングはキッチンが隣にあるので、キッチンでの生活音も2階に響きやすくなるという問題が生じるかもしれません。
生活音や会話の音が気になるという方は、2階の居室の間取りを工夫してみると良いでしょう。
ダイニングに吹き抜けを設ける際のポイントとしては、住宅性能を高めることが最も効果的です。
ここで重要なのは、高気密と高断熱です。
この2つを兼ね備えた住宅では、冬場に寒い外気が侵入して室温にムラが生じることなく、吹き抜けを設けた場合でも暖かく快適に過ごせます。
当社では、高性能の気密性と断熱性を兼ね備えた快適な住まいを皆様にお届けしますので、ぜひ一度ご相談ください。
ダイニングに吹き抜けを設けるメリットとしては、開放感や高級感が出ることや、食卓が明るくなることです。
一方で、冬場は寒さを感じやすかったり、生活音や話し声が響きやすいといったデメリットもあります。
デメリットについては、今回ご紹介したようにそれぞれ対策ができますので、実際に吹き抜けを設ける際はぜひ活用してください。
ダイニングに吹き抜けを設けて家での生活をより快適にしましょう。